ツキ板素材の基本的な使い方を知る

ツキ板素材の選択には、製作したい物の構造が大きく関る。どのような構造で木工製作をするかによって、選択が分かれる。

■ ツキ板合板（厚み2.5~9ミリ）

厚みが薄いので基本的に構造材の表面に貼る。 例えば、フラッシュ構造に貼る、ランバーコアに貼る、枠組に貼る、構造材の表面に貼りつけて使うのが、ツキ板合板。貼り付けて天然木で化粧する事から「天然木化粧合板」「練り付け合板」とも呼ぶ。 ツキ板合板は、基本的に単体で使うのではなく、別途構造材が必要。

ツキ板合板の使い方例

• 建具、家具、什器の製作でフラッシュ構造の芯材に貼り付けて使う。軽量化ができ、天然木での本格的な製作が可能。
• 内装壁、天井、腰板に使う。下地材で組まれた構造材の表面に貼る。構造強度が増し、木目を生かした仕上がり。
• ランバーコア、合板、パーチクルボード、MDFで木工、家具製作した物に貼りつけて使う。化粧用として天然木を生かす。

■ ツキ板フリーボード（厚み18~30ミリ）

構造材と表面化粧のツキ板が一体化した素材。組み立てるだけで、高級天然木での製作が可能。 例えば、組み立てる事で、家具製作、木工製作、建具製作、他にはボードのまま、テーブル天板、カウンター、棚板に使える。 厚みの部分「木口」もツキ板を貼る事で、高級感、無垢感が出る。

DIYでの製作の場合、時間短縮が可能なので「ツキ板フリーボード」がお勧め。カット、木口加工、塗装を弊社で加工してから発送が可能なので、お客様は組み立てるだけで、高級天然木素材での作品製作が可能。

ツキ板フリーボードの使い方例

• 木ダボ、ビスケット、木ねじ、金具を使い組み立てて、家具、木工などの製作。
• テーブルの天板、棚板、カウンターとして必要サイズにカットしてそのまま使う。木口の加工をする事で高級感が出る。
• テレビボードの裏面に立てて、LEDテープ等で間接照明を仕込み、内装用として使う。 
• パーテーション、仕切り板用に、足を付けて使う。